世界最古のクラシック・レーベル「ドイツ・グラモフォン」が、創立120周年記念ブースを「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018」に出展決定

© Siegfried Lauterwasser / DG

“楽壇の帝王”カラヤンや、“指揮界のプレスリー”バーンスタインなど、クラシックの歴史を彩るスターたちの決定的名盤を生み出してきた名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」が、設立120周年を記念して「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018」に秘蔵映像などを展開するブースを出展することが決定した。

出展するのは東京国際フォーラムのガラス棟地下1階の休憩スペース。大型モニターを設置し、ドイツ・グラモフォン120周年の歴史や、カラヤン、バーンスタインといった看板アーティスト達の秘蔵映像を放映。その他現在音楽ファンの間でも特に注目されている高音質ハイレゾ音源の試聴コーナーを設置し、人気の高いクラシック楽曲や6月20日に発売されるジャズ・ピアニスト山中千尋によるクラシック楽曲をジャズ・アレンジした新作『ユートピア』も先行試聴できる。

さらに、Apple Musicでプレイリストを聴く方法を判りやすく説明したチラシが配布されるなど、最先端の音楽の楽しみ方も紹介。会場で配布しているチラシをCD物販コーナーで提示すると先着でグッズをプレゼントするという企画や、その場でアンケートに答え応募すると抽選で50名様に特製ノートプレゼントなどの企画を予定している。

また、レコードだけでなく、コンサートや音楽教育などを通して幅広い音楽の楽しみ方を提示し続けてきた同レーベルらしく、音楽だけでなく楽しみながらレーベルの歴史を伝えるためのスペシャル・コンテンツとして、現役美大生にしてデビューを飾り『モディリアーニにお願い』を小学館“ビッグコミック増刊号”で連載中の驚異の新人・相澤いくえ氏が特別に描き下したドイツ・グラモフォン120周年の歴史を紐解く漫画をパネル展示。デジタル機器での作画が増える中で、スクリーントーンさえ使わずペンと墨のみで執筆し、温かみのあるタッチで賞賛される若き才能によるスペシャル・ストーリーは必見だ。

©相澤いくえ

「ドイツ・グラモフォン」は、円盤式レコードを発明したドイツ出身のアメリカ人発明家エミール・ベルリナーによって1989年にドイツで設立。クラシック音楽の代名詞的存在で、その歴史は録音の歴史といわれ、いつの時代もスター演奏家の名演を世界中に届け続け、名盤は枚挙に暇がない。そして夥しい録音をこのレーベルに残した20世紀後半の看板指揮者であった楽壇の帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕110周年、また、カラヤンと並び称されたスター指揮者レナード・バーンスタインも生誕100年を迎え、トリプルのアニバーサリーを迎える。

一方、ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランスの港町ナントで誕生したクラシック音楽祭で、複数の会場で朝から晩まで同時並行して約45分のコンサートが多数開催され、普段クラシックに馴染みのない聴衆も安価でコンサートを楽しめ、気軽にハシゴもできるという画期的な音楽祭。2005年から東京など日本国内にも上陸し、すっかり定着した。今年は5月3日~5日の3日間に丸の内エリアと池袋エリアで約400公演を開催、約50万人の動員が見込まれている。

■ラ・フォルジュルネTOKYO 2018 開催概要
日程:2018年5月3日(木・祝)・4日(金・祝)・5日(土・祝)
会場:丸の内エリア (東京国際フォーラム・大手町・丸の内・有楽町) 池袋エリア (東京芸術劇場・池袋西口公園・南池袋公園) 
https://www.lfj.jp/lfj_2018/

■ドイツ・グラモフォン120周年記念ブース
場所:東京国際フォーラム ガラス棟地下1階 ロビー・ギャラリー休憩スペース

■相澤いくえ 『モディリアーニにお願い』第2集発売中

©相澤いくえ/小学館

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