那覇一文字でタマン爆釣

 毎年ゴールデンウィーク前後にタマンが爆釣することが多い那覇一文字は、毎年多くのタマン釣り師が訪れる。釣りクラブAKTDの安里和也さんもその1人で、彼によると、本当に爆釣する日は年間2日から3日のピンポイントだという。今年もこれまでのデータと天候等を分析して23日から24日と予測。メンバーの大浜伸介さんと2人で北の防波堤に23日午後2時に渡った。

 この日の防波堤は2人で貸し切り状態で、明るいうちから数本の竿(さお)を出してアタリを待った。最初のアタリは午後4時で、60センチほどのタマンを釣った。午後7時には4本出した竿の3本に同時にヒットし、55センチと57センチと60センチのタマンが釣れた。

 その後はアタリが無く、午前3時に50センチが釣れ、午前4時半にこれまでとは違う強いアタリがあった。竿が大きく曲がり、ジリジリとラインが引き出された。少し走った所で根に張り付いたのでラインを緩め、魚が動きだすのを待った。5分ほどで動きだした魚は右に左に走り回り、必死の抵抗を見せ、2分ほどでタモ入れしたのは71・1センチ、4・08キロの大型タマン。

 午前5時に、今度は大浜さんに大きなアタリがあり、必死のやり取りで72・2センチ、4・63キロの大物を釣った。その後も55センチを釣り上げ、2人で10匹と爆釣した。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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