レアル戦でバイエルンの評価一変! J・マルティネス、ラフィーニャら選手の質に疑問も

パフォーマンスが疑問視される1人マルティネス photo/Getty Images

今季途中からユップ・ハインケスが指揮官に就任したバイエルンは圧倒的な強さでブンデスリーガ制覇を達成し、このままDFBポカールとチャンピオンズリーグを制して3冠を狙えると高評価だった。しかし、CL準決勝レアル・マドリード戦1stレグを1-2で落としたところから評価が一変している。

独『DW』が批判したのは選手の質だ。例えば今回の1stレグでは左サイドバックのダビド・アラバが離脱していたため、代わりにラフィーニャが入った。そのラフィーニャは後半に相手のクリアボールの処理を誤る致命的なミスを犯し、マルコ・アセンシオの逆転弾に深くかかわってしまった。

さらに1点目もレアルがヘディングで放り込んできたボールのクリアを誤り、マルセロのミドルシュートに繋げられてしまった。同メディアはハビ・マルティネスの対応が悪かったと指摘し、CL制覇を狙ううえでハビ・マルティネスは十分な能力を持った選手なのかと厳しい指摘をしている。

クロード・マケレレ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、ロイ・キーンら過去20年の偉大な守備的MFに比べ、マルティネスは明らかに質が劣るとの意見だ。確かに機動力やボール奪取の精度で見れば、マケレレやガットゥーゾの方が上と言えよう。それでも今季ハインケスから高く評価されてきたマルティネスがこの1試合で批判されてしまうのだから恐ろしい。

またバックアッパーの質にも差があったと同メディアは見ている。レアルが途中出場のマルコ・アセンシオの得点で逆転したり、同じく途中出場のカリム・ベンゼマが惜しいシュートを放ったのに対し、バイエルンは交代策で違いを生むことができなかった。怪我人のために交代カードを切るしかなかったのは確かだが、FWサンドロ・ヴァーグナーも点取り屋としてはやや不十分。レアルに比べてベンチに信頼できる選手がいなかったとの見方だ。

果たしてバイエルンはCLを制するだけの実力を持っているのか。1stレグを落としたことで国内では不安な声が広がっているようだ。

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