先日のチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ・バイエルン戦で存在感を放ったのは、MFルーカス・バスケとマルコ・アセンシオだった。先発出場したバスケスは持ち前の運動量を武器に右サイドで上下動を繰り返し、フランク・リベリの対応に奔走。試合途中からは右サイドバックに入って守備の仕事をこなしていた。
一方のアセンシオは途中出場から貴重な逆転弾を決めており、その貢献度は説明不要だ。この活躍に注目しているのがスペイン『as』だ。
2人とも昨季から指揮官ジネディーヌ・ジダンの下で出場機会を掴みつつあったが、バックアッパー要員の域を出なかった。今季開幕当初もそれほど重用されていたわけではなく、重要なゲームでは先発から外れるケースだってあった。しかし、ここへきて2人は主力組の座を掴みつつある。
同メディアは「ジダンが500万ユーロの解決策を見つけた」と伝えているが、この2人に共通するのは安価な移籍金で獲得できたことにある。アセンシオはマジョルカから350万ユーロ、レアルの下部組織出身のバスケスはエスパニョールにレンタル移籍していたが、3年前にレアルが買い戻しオプション150万ユーロを支払って復帰させている。レアルでこれほど安価で獲得された選手がスタメンの座を掴むのは珍しいケースと言えよう。
豊富な運動量に加えてチャンスメイクでも貢献できるバスケス、バイエルン戦で示したように得点力を備えるアセンシオはレアルにとって重要なオプションとなっており、2人がガレス・ベイルやカリム・ベンゼマ以上の存在と言われる日も近いだろう。
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