大井町に1カ所だけあるご当地デザインのカラーマンホールの蓋(ふた)が、全国で人気の「マンホールカード」に採用され、きょう28日(土)から限定2千枚の配布が始まる。
「マンホールカード」は国土交通省や地方公共団体などで構成する「下水道広報プラットホーム」(GKP、事務局・東京都)が考案し、2016年から無料配布を始めた。4カ月ごとに公募でカードを増やし今年4月の第7弾発表でシリーズ累計342種301自治体まで増えた。
カードにはご当地デザインのマンホール蓋の写真とデザインの由来などが書かれていて収集が全国的なブームとなっている。足柄上郡では昨年、中井町が第6弾に選ばれたほか、近隣では小田原市や平塚市が今回の第7弾で新たに選ばれた。
下水道に関心を持ってもらうだけでなく、地域のPRに繋がることから町は第6弾に続き応募、今回初めて採用の知らせを受けた。
大井町は1975年に下水道整備を開始。86年に町の鳥にメジロを制定したことを受けてメジロと町の木「キンモクセイ」を描いたマンホールをつくった。現在町内には約3200カ所にマンホールがありほとんどがこのデザインだが色はついていない。カラーマンホール蓋はわずか2枚で、そのうちの1枚がカードのデザインに使われた。
町生活環境課は「カラーの2枚は微妙に違います。カードにマンホールのある位置情報も記してあるので、ぜひ探してみてください」と話す。
ビオトピアでも
配布場所は平日が役場生活環境課、土日祝は町生涯学習センター。
きょう28日のみ、大井町山田の「未病バレー『BIOTOPIA(ビオトピア)』でも配布する。
(問)町生活環境課【電話】0465・85・5011