きょう30日も全国的に暖かな空気に覆われ、午前中から気温が高くなっている。東京都心は、午前11時前に気温が25℃を超えて、今月9日目の夏日となった。統計がある1876(明治9)年以来、4月の夏日としては最も多く、これまでの記録6日(1998年)を大きく引き離す結果となった。
北海道は真夏並の暑さに
北海道はオホーツク海側を中心に山越えの風に伴い気温が上がり、網走郡女満別空港で午前11時前に30℃を超えて、北海道で今年初めての真夏日となった。30日午後は、全国的に気温の高い状態が続き、北海道は時季外れの高温が続く見通し。外出先では、水分補給や涼しい場所での休憩を心掛けるなど、体調管理に注意が必要となる。
<30日の予想最高気温>
29℃ 網走、北見、山形
28℃ 帯広、福島、日田(大分)など
27℃ 紋別、青森、前橋、富山、那覇など
1日(火)も気温高いが天気下り坂
あす1日(火)は北海道や東北北部で、きょうより大幅に気温が下がる見通し。その他の各地は引き続き、25℃以上の夏日地点が大半を占める予想で、東日本の内陸を中心に暑くなりそうだ。
<1日の予想最高気温>
29℃ 前橋、熊谷、甲府、名古屋、京都など
28℃ さいたま、奈良、那覇など
27℃ 福島、宇都宮、東京、横浜、大阪など
1日は天気が西から下り坂で、九州の早い所では昼過ぎから雨が降り出す見込み。夜遅くにかけて、九州に発達した雨雲がかかる可能性も出てきた。西日本と東日本の太平洋側は、2日~3日(祝・木)にかけて大雨となり、全国的に荒れた天気となるおそれがある。(気象予報士・高橋 和也)