かわさき名産品 多摩・麻生で33商品 新規認定は12商品 川崎市多摩区

新規認定商品の一部、多摩川梨ジャム(右)と蒸ショコラ=市提供

 川崎の観光振興や魅力PRを掲げた「かわさき名産品」を市が先月公表し、今年度は多摩区と麻生区で新規12商品を含む33商品が認定された。市全体では新規44商品、更新73商品の117商品。認定期間は2021年3月までの3年間になる。

 新規認定されたのは、多摩区が小島米店「宿河原の華」(日本酒)、洋菓子とジャムの店梨の木・碓井果樹園「梨ジャム」、はっぴわーく「多摩川梨ジャム」「キウイジャム」「ルバーブジャム」、青柳菓子舗「生クリーム入り遊米(ゆうめい)大福」。麻生区がニックナック「POETIC」(マルチケース・母子手帳ケース)、があでん・ららら「らららハーブティー」と「らららクッキー」、博進社「Colors,Future! 逆立ちこま」、ニコラス洋菓子店「くるみの丘」、イルフェジュール「蒸ショコラ」。2区から6商品ずつが選ばれた。認定が更新されたのは多摩区10商品、麻生区11商品だった。

 かわさき名産品は市内で生産、製造、加工、販売されている農作物を除く菓子や食品、民芸品が対象で、商品名や原材料に川崎ゆかりの要素があることが応募条件。市や川崎商工会議所、市観光協会などで構成する認定事業実行委員会が2004年から選考している。

 今回の選考から基準が緩和され、これまで1事業所につき2商品だった認定数の上限が3商品に拡大された。市担当者は「おしゃれな商品も多く、若い経営者からの応募が増えた。販売会『Buyかわさきキャンペーン』などを通じて、名産品をPRしていく」と話す。

 詳細は市観光協会の公式サイト「川崎日和り」内(【URL】http://k-kankou.jp/special)で公表。今年度の名産品を掲載した印刷物を、実行委は7月に発行する予定だ。

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