つながる色と線

 ◎…宮崎市の県立美術館でガラス窓を使った“壁画”が姿を現しつつある。来館者が画家となり、用意された色鉛筆で描いた紙を貼り合わせるという同館の新しい取り組みだ=写真。

 ◎…個人の作品が他の作品と合わさると全く違う見え方に変化する過程を楽しんでもらおうと6日まで開催している。足を止める家族連れが多く、約180センチ四方の窓ガラスは徐々に埋まりつつある。

 ◎…カラフルに自分を表現できることもあり、まるで巨匠になったように没頭する親の姿も。担当者は「個性を表現しながら他人とのつながりが持てることが魅力」と芸術の力を実感しているようだ。

© 株式会社宮崎日日新聞社