<レスリング>ロシアのプーチン大統領が欧州選手権の開催を歓迎

プーチン大統領とロシアのサンボ選手(ロシア協会HPより)

 ロシアのタス通信によると、ロシア政府は4月30日、ウラジーミル・プーチン大統領がカスピスクで行われるレスリングの欧州選手権の開催を祝福するとともに、ウクライナの参加をめぐり、スポーツへの政治介入を拒否した世界レスリング連盟(UWW)のネナド・ラロビッチ会長に深い感謝の意を表することを報じた。

 プーチン大統領は「ロシアがレスリングの発展に大きな力を注いでいることをうれしく思う。レスリングという素晴らしいスポーツの地位を確固たるものにするため、(ロシアが)努力していることを誇りに思います」とコメントした。

 同大統領は元サンボの選手で、ロシアの大学選手権で優勝した実力を持つ。柔道と空手でも有段者であり、格闘技には造詣(ぞうけい)が深い。2013年にレスリングがオリンピック競技から外されそうになった時には、いち早くレスリング支援を表明し、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長(当時)に存続要望を直談判するなど、存続に大きなパワーを発揮した。

《関連記事》

■2013年3月14日: ロシアのプーチン大統領があらためてレスリング除外との闘いを宣言

■2013年7月22日: ロシア・プーチン大統領がレスリング存続への最後の闘いを宣言

 

© 公益財団法人日本レスリング協会