ロアーク7回2失点 ナショナルズが1点差の接戦を制す

【パイレーツ2-3ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

カージナルス3連戦をスイープして5連勝中と勢いに乗るパイレーツを本拠地に迎えたナショナルズは、先発のタナー・ロアークが7回2失点の力投を見せ、バットでも4回裏にリードを2点に広げるタイムリーを放つ活躍。1点のリードをロアークからライアン・マドソン、ブランドン・キンツラーというリレーで守り抜き、パイレーツの連勝を5でストップさせるとともに、2連勝を飾った。パイレーツは先発のジェイムソン・タイオンが6回3失点と試合を作り、5回表には自らタイムリー二塁打を放ったものの、打線が6安打2得点に封じられ、タイオンを援護することができなかった。

今季のナショナルズは開幕から接戦が多く、リリーフ投手の登板過多が目立っている。この日は3連投中だったクローザーのショーン・ドゥーリトルを起用できず、代わりにこの日が3連投目となるキンツラーを抑えとして起用。先発のロアークは球数が100球を超え、デーブ・マルティネス監督がマウンドへ歩いてきた際、「(ブルペンの負担を減らすために)継投に入ってほしくなかった」と続投を志願し、105球で7イニングを投げ抜いた。この日の勝利により今季13勝16敗で4月を終えたナショナルズだが、昨季は5月1日時点で負け越していたチームは1つもポストシーズンへ進めなかった。地区優勝の絶対的本命と見られながら苦戦が続くナショナルズがここから巻き返してポストシーズンへ駒を進めることができるのか、注目したい。

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