〔春の嵐〕あさって3日にかけて太平洋側中心に雷を伴う激しい雨 落雷や竜巻にも注意(5/1)

低気圧や前線の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に、今夜遅くからあさって3日にかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるところがある予想となっています。気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。

今夜からあす2日にかけて、前線が大陸から西日本にのび、あす夜には前線上の四国沖に低気圧が発生し、あさってにかけて本州南岸を進む見込みです。また、別の低気圧あさってにかけて前線を伴って日本海を進むため、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東日本の太平洋側を中心に、大気の状態が非常に不安定となるおそれがあります。
西日本では今夜遅くからあさってにかけて、東日本ではあす夜のはじめ頃からあさってにかけて、激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるところがあるでしょう。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、丈夫な建物内に移動するなど、安全確保に努めるようにしましょう。

■今後の見通し
【予想24時間雨量】(~2日18:00/多い所)
・150mm  九州北部地方
※あさってにかけて太平洋側を中心に、多い所で1時間に30~50mmの激しい雨の予想

【予想最大瞬間風速】(~2日)
・30m/s  近畿中部(陸上・海上)・南部(海上)
・25m/s  近畿南部(陸上)

■警戒事項
警戒・注意:土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫
注意:落雷、竜巻などの激しい突風

■用語解説
・激しい雨
1時間30~50mm未満の雨、バケツをひっくり返したように降る状態で、傘をさしていてもぬれる。道路が川のようになり、高速走行時にはブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が起こるおそれも。都市では下水管から雨水があふれ、土砂災害警戒区域では避難の準備が必要。

・非常に激しい雨
1時間50~80mm未満の雨、滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)状態で、傘は全く役に立たなくなる。水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界が悪くなり、車の運転は危険とされる。土石流が起こりやすくなったり、都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込むなど、多くの災害が発生するおそれが。

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