新たな名物、「太鼓判」 中井町、ブランド品に5商品

 中井町に新たな名物が誕生した。「なかいの逸品、太鼓判!」と銘打たれたブランド品として、初の認証を受けたのは5商品。町民の家庭の味など、いずれも地元の素材を生かした品々で、既に販売も始まっている。2年前から開発を手掛けてきた町の担当者は「将来は全国展開したい」と意気込んでいる。

 認証されたのは、(1)町内産蜂蜜入りアイス「湘南アイスクリー」(2)摘果ミカンを使った「緑(あお)みかんシロップ」(3)1877(明治10)年創業の製麺所が地場小麦で作った「ぽんぽん麺」(4)小生姜(こしょうが)佃(つくだ)煮おかず(5)手絞りミカン果汁100%で練った「みかん讃歌 みかんラーメン」-の5商品。「町の各家庭で作っている」という小生姜の佃煮を商品化するなど地域色の強さが特徴だ。

 「地域資源はあるのに、中井と言えば、という一押しの特産品がこれまでなかった」と町担当者。手土産に秦野の落花生を持参する町民もいる状況を打開しようと、町は2016年に新商品開発費を補助するなどしてブランド化に取り組んできた。

 昨年12月の審査会には18商品の申請があり、第1弾として5商品が認証された。年内に第2弾の認証を予定している。

 認証5商品は、中井中央公園(同町比奈窪)の「なかい里都まちCAFE」で販売中。同店マネジャーは「素朴でいい町なので、商品に興味を持ったら一度遊びに来てほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは、同店電話0465(20)7393=月曜定休。

地元の素材を使った中井ブランド認証5商品

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