島原「うまいもの市場」に筆柿 姉妹都市 愛知・幸田の特産品

 食品卸売業の北田物産(島原市、北田幹二社長)は1日、同市亀の甲町の直売店内に、姉妹都市である愛知県幸田町の特産品、筆柿の加工商品を販売する「幸田&島原うまいもの市場」コーナーを開いた。ジャムやゼリー、ドレッシング、シャーベットなど約10点が並ぶ。
 同市と愛知県幸田町が昨年10月、姉妹都市提携を締結。これを受け、北田物産と同町の「筆柿の里・幸田」の間で民間レベルの交流を模索していた。
 幸田でも1日から同社が運営する道の駅でチェリー豆や島原手延べそうめん、ザボン漬けなど島原の特産品や水産加工品など15点を取り扱っているという。
 北田物産の北田貴子副社長は「幸田町で島原のおいしいものを発信できてうれしい。(当店で)幸田町の特産品の筆柿を多くの人に知ってもらい、交流を深めてもらえれば」と笑顔で話した。

店内に設けたコーナーで筆柿シャーベットを手に来店を呼び掛ける北田貴子副社長=島原市、海産物センター島原きた田

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