大小30余りの滝が連なる諫早市高来町の轟峡で1日、行楽シーズン幕開けを告げる山開きがあった。涼を求めて登山や川遊びに訪れる観光客の安全を、関係者約80人が祈った。
最も落差がある高さ50メートルの「楊柳(ようりゅう)の滝」前で、金泉寺(同町)の有森隆英住職(61)が読経するなどの神事があった。
祈願式で、諫早観光物産コンベンション協会の酒井明仁会長(64)は「ことしはバンガローの内装を新しくするなどして、より魅力を高めたい」。宮本明雄市長は、整備中の新たな林道が来年秋ごろに完成するとした上で「素晴らしい自然環境を生かし、轟峡を皆さんと共に育てていきたい」とそれぞれあいさつした。
同協会によると、天候不順などの理由で2017年5~8月の来場者は約3万2千人と、前年より1割少なかった。
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- Published
- 2018/05/02 00:05 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 14:59 (JST)
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