ボイドが好調・レイズ打線を相手に好投 今季初勝利をマーク

【レイズ1-2タイガース】@コメリカ・パーク

試合開始前の時点で防御率2.74と好投を続けながらも白星に恵まれていなかったマシュー・ボイド(タイガース)が、今季5度目の先発登板にしてようやく今季初勝利をマークした。ボイドは開幕から3先発連続で6イニング以上を投げ、相手打線を1得点に封じていたものの、打線の援護に恵まれず、いずれも勝利投手にはなれず。前回登板のパイレーツ戦では体調不良のなか、4回途中4失点と打ち込まれ、今季2敗目を喫していた。この日も決して打線の援護に恵まれたとは言えなかったものの、好調のレイズ打線に何度もチャンスを作られながらも5回表に内野ゴロの間に奪われた1点だけに抑える粘りのピッチング。リリーフ陣が1点リードを守り抜いたため、ボイドに念願の今季初勝利が記録された。

タイガースは3回裏二死からジャイマー・キャンデラリオがヒットで出塁し、続くニコラス・カステヤーノスのタイムリー二塁打で先制。5回表にボイドが一死からアデイニー・エチャバリアとC.J.クロンに連打を浴び、マット・ダフィーの内野ゴロの間に同点に追い付かれたものの、直後の5回裏にレオニス・マーティンのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功し、ボイドからアレックス・ウィルソン、ジョー・ヒメネス、シェーン・グリーンと繋いでこのリードを守り抜いた。

防御率6点台とらしくないピッチングが続いていたレイズ先発のクリス・アーチャーは、6回2失点の好投で今季2度目のクオリティ・スタートを記録。被安打は同じ6イニングを投げたボイドよりも少なかったものの、追い付いてもらった直後のイニングに勝ち越しを許すなど、勝負所で踏ん張り切れず、今季2敗目を喫した。日本時間4月21日から5試合連続8得点以上を記録するなど、好調を維持していた打線も、この日は得点圏であと一本が出ず、アーチャーを見殺しに。4月最後の10試合を9勝1敗で終えたレイズだが、5月は黒星発進となった。

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