20歳・ソローカがメジャーデビュー 初先発初勝利をマーク

【ブレーブス3-2メッツ】@シティ・フィールド

メッツのエース、ノア・シンダーガードと対戦することになったブレーブスは、この日がメジャーデビュー戦となる20歳のマイク・ソローカを先発に起用した。マッチアップ的にはかなり分の悪い対戦となったこの試合だが、ブレーブスは自慢の若手有望株たちが躍動。なかでもソローカ、オジー・アルビーズ、ロナルド・アクーニャJr.の「1997年生まれトリオ」が活躍し、番狂わせを演じてみせた。

ブレーブス打線はシンダーガードの立ち上がりを攻め、アルビーズのヒットとアクーニャJr.の二塁打でいきなり無死二、三塁のチャンスを迎える。ここで3番のフレディ・フリーマンがライトへのタイムリー二塁打を放って2点を先制し、さらに4番のニック・マーケイキスもセンターへのタイムリー。その後のチャンスは生かせなかったものの、初回からソローカに3点の援護をプレゼントした。

メジャー初登板初先発のソローカは、20歳とは思えない落ち着いたピッチングを展開し、1回裏二死一、二塁のピンチを凌ぐと、2回裏と3回裏は三者凡退。4回裏一、二塁のピンチではエイドリアン・ゴンザレスを併殺打に仕留め、失点は6回裏にヨエニス・セスペデスに浴びた7号ソロによる1点だけだった。6回80球を投げて被安打6、奪三振5、無四球、失点1という投球内容は、ソローカを先発に抜擢した首脳陣も期待以上だったに違いない。

打線はシンダーガードに10安打を浴びせるなど、2回以降も再三にわたってチャンスを作ったものの、好機を生かすことができず、得点は初回に奪った3点だけ。それでも、今季ここまで好投を続けているダン・ウィンクラーとA.J.ミンターが7回裏と8回裏のメッツの攻撃を無得点に抑え、最後はクローザーのアローディス・ビスカイーノが内野ゴロの間に1点を返されながらも最後までリードを守り抜いた。シンダーガードに投げ勝ったソローカは、メジャー初登板初先発にして嬉しいメジャー初勝利をマーク。若手選手の活躍が目立つ今季のブレーブスに「新星」が加わった。

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