バーランダー降板後に4得点 サンチェスが決勝3ラン

【ヤンキース4-0アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

先発のジョーダン・モンゴメリーが左肘の張りを訴えて1イニングで降板する緊急事態に陥ったヤンキースだったが、緊急登板した2番手のドミンゴ・ヘルマンが4回無失点の好投。その後も4人のリリーバーが各1イニングを無失点に抑え、アストロズ打線に得点を許さなかった。ヤンキース打線はアストロズ先発のジャスティン・バーランダーの前に8回まで3安打14三振とほぼ完璧に封じられたものの、投手がバーランダーからケン・ジャイルズに代わった9回表に爆発。一死二、三塁からゲーリー・サンチェスの8号スリーランで先制し、暴投でさらに1点を追加して一挙4得点で試合を決めた。アーロン・ブーン監督は「投手陣が試合を支配していたね」と8イニングを無失点に抑えた救援陣の頑張りを絶賛していた。

決勝弾を放ったサンチェスは「相手が僕を歩かせるにしろ勝負するにしろ、打つ準備はできていた」と9回表の打席を振り返った。「相手が勝負してくるとわかったあとは、相手が打ちにくいボールを投げてくると思ったから、とにかく打てるボールを待っていたんだ」とサンチェス。まさに狙い通りの一撃といったところだろう。アストロズは先発のバーランダーがヤンキース打線をほぼ完璧に封じたものの、打線がヤンキース投手陣の前に沈黙。得点圏に3度走者を進めたが、あと一本が出ず、今季2度目の零封負けを喫した。

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