ツインズがミスを連発 ブルージェイズが延長戦を制す

【ブルージェイズ7-4ツインズ(延長10回)】@ターゲット・フィールド

4対4の同点で延長戦に突入した日本時間5月2日のブルージェイズ対ツインズの一戦は、延長10回表にツインズがミスを連発。3点を勝ち越したブルージェイズが7対4で延長戦を制し、3連勝を飾った。延長10回表、ブルージェイズは先頭のケビン・ピラーが二塁打を放ってチャンスを作り、一死後に2四球で満塁に。ここでジョン・カーティスの暴投により1点を勝ち越した。さらにアレドミス・ディアスの打球はショートへの強いゴロとなったものの、エイレ・アドリアンザがこれをファンブル(記録はヒット)して1点を追加し、代わったマット・マギルの暴投によりリードを3点に広げた。ツインズは延長10回表にミスが続出し、直近12試合で11敗目となった。

ツインズ守備陣をパニックに陥らせたのは、鈍足で知られるケンドリズ・モラレスの盗塁だったのかもしれない。10回表、先頭のピラーが二塁打を放ち、ルルデス・グリエルJr.が空振り三振に倒れて一死二塁。ここでツインズはモラレスを敬遠することを選択した。直後にピラーが三盗を決め、さらにその後、モラレスが二盗を敢行。モラレスの9年ぶりの盗塁の直後にツインズのミス連発が始まっており、この盗塁がツインズ守備陣に大きなショックを与えたことは間違いない。モラレスによると、ベンチからは一、三塁からのダブルスチールを実行に移す可能性があることを伝えられていたようだが、結果的にはモラレスの二盗がツインズ守備陣を混乱させ、チームに勝利をもたらしたと言えそうだ。

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