マシーニー監督の1000試合目は劇的なサヨナラ勝ち!

【ホワイトソックス2-3xカージナルス】@ブッシュ・スタジアム

ホワイトソックス先発のジェームス・シールズの前にトミー・ファムの先頭打者本塁打により1得点のみに封じられ、敗色濃厚となっていたカージナルスだったが、9回裏にドラマが待っていた。9回裏先頭のマット・カーペンターがホワイトソックスのクローザー、ホアキム・ソリアから3号ソロを放って同点とし、一死後にマーセル・オズーナの二塁打で一打サヨナラのチャンス。ここでヤディアー・モリーナがレフト後方へのタイムリーを放って劇的なサヨナラ勝ちとなった。カージナルスのマイク・マシーニー監督はこの試合が監督通算1000試合目。通算勝率.560を誇る名将は、節目の試合を見事に白星で飾った。

マシーニーがカージナルスの監督に就任後、最も多くの試合でスタメンに名を連ねているのがモリーナである。「私が1000試合も指揮を執ることができたのは、素晴らしい選手に恵まれたからだよ」とマシーニーは選手たちへの感謝を口にしたが、マシーニーが「彼は本当に特別な選手だよ」と語るモリーナが節目の試合で試合を決める一打を放ったのは、決して偶然ではないだろう。監督通算1000試合を達成したのはカージナルスでは史上4人目。過去の3人はいずれも殿堂入りを果たしている。マシーニーの勝率.560は通算1000試合の時点では4人のなかで最も高く、1976年以降ではメジャー全体でも5番目の数字。現代の名将が今後どこまで数字を伸ばしていくのか注目だ。

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