『Talksport』は1日、「リヴァプールのアシスタントコーチを務めているジェリコ・ブヴァチとは何者か」という記事を掲載した。
先日突然休暇を取ったことが明らかになったジェリコ・ブヴァチ。その理由はアーセナルの監督になることが決まったからだとも言われている。
注目されるブヴァチとは一体どんな人物なのか?
何者?
ジェリコ・ブヴァチは56歳の元サッカー選手だ。彼は今リヴァプールでアシスタントコーチを務めている。
ユーゴスラヴィアで生まれたブヴァチは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとドイツのクラブでプレーした経験がある。
そして3年間はマインツ05に所属しており、ユルゲン・クロップ監督とはその時の同僚であった。
彼は1998年に現役を引退し、最後に所属したノイキルヒェンですぐに監督を務める。
3年後にノイキルヒェンを離れ、マインツ05でクロップのアシスタントコーチとなった。
これまでどこで働いてきた?
ブヴァチは2001年から今季まで17年間、ユルゲン・クロップとともに仕事をしてきた。
マインツ05に7年間滞在し、その後2008~2015年にボルシア・ドルトムントで。さらに2015年10月からリヴァプールを指導する。
2013年にはボスニア・ヘルツェゴヴィナの地域スルプスカ共和国の選抜チームで監督を務めたことも。
なぜ彼は「脳」と呼ばれるのか
ブヴァツは、ユルゲン・クロップがドルトムントで非常に効果的だった「ゲーゲンプレッシング」を確立させるのを助けたと信じられている。
このスタイルは対戦相手に圧力をかけ、高い位置で攻撃への切り替えを行うことに集中していた。それから鋭いカウンターを繰り出す。
なにより、クロップ自身が『彼はこのコーチングスタッフの脳だ』と話していた。
評判は?
クロップの元スタッフは、ブヴァツに新しいニックネームを与えた。ペピン・リンデルスは、『ボスは彼をコーチングブックと呼ぶ。私は彼をコーチングコンピュータと呼ぶよ。信じられない男だ』という。
イルカイ・ギュンドーアンは、『クロップは、より戦術的な知識が深い助手のブヴァチととても親密に働いている』と話した。