【MLB】大谷、新人でも打撃技術は“大先輩”!? 同僚絶賛「助言を求めるべきは自分」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

メジャー7年目のカルフーンが大谷の打撃技術に脱帽

 エンゼルスの大谷翔平投手が、復帰戦となった1日(日本時間2日)の本拠地オリオールズ戦で第2打席に左翼線への二塁打を放った。左足首捻挫から3試合ぶりに復帰し華麗な長打で完全復活をアピールした大谷に、同じ左打ちの同僚が“弟子入り”を志願していたエピソードが明らかになった。

 復帰初戦でバットが火を噴いた。4回1死走者なしで迎えた第2打席は初球の80マイル(約129キロ)の外角カーブを捉え、強烈な打球で三塁線を破る二塁打。大谷は悠々と二塁ベースに到達した。

 右寄りのシフトを華麗に破った技ありの一撃を放った大谷。ESPNのアルデン・ゴンサレス記者はツイッターで、チームメートが大谷の打撃を高く評価していることを如実に表すエピソードを紹介している。

「数週間前のことだった。私はエンゼルスで数少ない左打ちのコール・カルフーンに質問した。ショウヘイ・オオタニが彼にアドバイスを求めたことがあったか、と」

「ショウヘイには究極的な才能がある。いい奴だ。最高のチームメートだしね」

 正右翼手のカルフーンはラインナップで数少ない左打ち。レギュラーでは大谷と2人だけで、他には控え内野手のルイス・バルブエナしかいない。

 2015年にゴールドグラブ賞に輝いたメジャー7年目の守備の名手はこう返答したという。

「冗談を言っているのかい? 彼にアドバイスを求めるべきは自分の方だ」

 30歳のカルフーンは23歳のルーキーの大谷に“弟子入り”する必要があると明かしていたというのだ。この日、4打数1安打だった大谷だが、今季通算打率.333、4本塁打、12打点。一方、カルフーンは打率.175、1本塁打、10打点と苦しいシーズンを送っている。

 開幕当初、4月3日のインディアンス戦の初打席で衝撃の3ランを放った大谷の試合後のヒーローインタビュー中に、カルフーンがドリンク「パワーレード」満載の巨大タンクを背後から浴びせかけると、大谷も「くっそ冷た~」と苦笑い。大盛り上がりとなった。“冷たすぎる洗礼”で二刀流を歓迎したムードメーカーは「ショウヘイには究極的な才能がある。いい奴だ。最高のチームメートだしね」と語っていたが、ルーキーの打撃技術に脱帽している様子だ。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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