ケアプラザで利用者送迎表を紛失 横浜市

 横浜市は2日、岩崎地域ケアプラザ(同市保土ケ谷区)で、1週間分の送迎状況を記載した通所介護利用者送迎表を紛失したと発表した。4月22~28日に利用する108人分の氏名と電話番号が記載されていた。

 市によると、25日午後4時45分ごろ、50代の女性嘱託職員が送迎表を持ち、車で施設を出発。利用者5人を送り届けて同5時半ごろに戻った際、送迎表の紛失に気づいた。

 1人目の利用者宅に到着後、女性職員は送迎表を見て2人目の利用者宅に電話。残る3人については電話せずに送り届けていた。連絡役を担う職員が利用者の付き添いに追われていたため、運転担当の女性職員が電話をしていたという。

 市によると、女性職員は紛失発覚後、上司に報告。施設内や送迎ルートなどを捜したが発見できず、27日午前になって所長に報告した。同地域ケアプラザは5月1日から、利用者全員に紛失を報告し謝罪。送迎表の取り扱いについてマニュアルを見直し、再発防止に努めるとしている。

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