レアル・マドリードとバイエルンの一戦に続き、2日に行われたローマとリヴァプールのチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでも微妙な判定が起きてしまった。
この試合ではローマFWエディン・ジェコが味方のパスに抜け出してペナルティエリア内に侵入し、そこでGKロリス・カリウスと接触して倒れる場面があった。一時はPKかと思われたが、ジェコの位置がオフサイドだったと判定。しかしリプレイで確認すると、かなり微妙なタイミングだった。さらにローマのシュートをリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが右手でブロックする場面もあったが、これもPKとは判定されなかった。偶発的なハンドはPKと判定しないと決めていたのか、それとも審判には見えていなかったのか。試合終了間際にはリヴァプールDFラグナル・クラヴァンのハンドはPKと判定しているため、アーノルドのブロックは見えていなかったのかもしれない。
伊『Mediaset Premium』によると、ローマMFアレッサンドロ・フロレンツィは見逃された2つのPKに落胆しており、「CLでVARが採用されていれば決勝がレアル対リヴァプールだったかは分からないよ」とコメント。近年話題になっているビデオ判定システムさえ導入されていれば誤審は起きなかったとの考えだ。最終的には2戦合計スコアが7-6となったため、あのPKが2つあればローマが逆転で決勝へ進んでいた可能性も考えられる。
フロレンツィは「ジェコの場面はオフサイドではなかったし、明らかなハンドも1つあった」と嘆いているが、CLでもVARを導入すべきなのか。今季は欧州最高峰の舞台で判定が何かと議論になっており、レアル対ユヴェントス戦の終盤に起きたPKなど後味の悪いものも多い。ブンデスリーガやセリエAではVARが威力を発揮しているだけに、ローマとしては余計に悔しい結果となったことだろう。
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