鶴見区の魅力発信へ 横浜商大と講座

 生麦事件や總持寺など歴史のある鶴見区を知り、魅力を多くの人に発信してもらおうと、同区と横浜商科大学(同区)は10日から、「鶴見コンシェルジュ養成講座」を開く。一般の人にも区内の観光案内を担えるようにと、同区と同大が初めて実施する。8月2日までの全12回。

 歴史や民俗芸能、建築・構造物など、各回ごとにテーマを設定。区内にあった東洋一の大遊園地「鶴見花月園」や京浜工業地帯の生みの親、浅野総一郎について講師が紹介するほか、実際に旧東海道生麦地区などを訪ね、「鶴見みどころガイドの会」会員のレクチャーを受ける講座もある。また、11回目(7月21日)の講座では、受講生自ら区内の観光ルートを考える。

 講座は、毎週1回木曜日を中心に、仕事や学業のある受講者にも参加しやすいようにと夜間や休日に開講する。1回のみの受講も可。

 対象は高校生以上の学生と社会人で受講料は1回千円(区民は500円)。12回一括申し込みの場合は9千円(区民は4500円)。各回の定員は30人で先着順。

 問い合わせ・申し込みは、同大教務課のファクス045(571)4125、メール(sassa@shodai.ac.jp)。

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