気象庁は3日、向こう1か月の天候の予想を発表した。全国的に引き続き暖かい空気に覆われ、気温は平年と比べ高くなる可能性が高い。特に、東・西日本は今後2週間ほどは気温が高く、平年よりかなり高くなる所もありそうだ。
気温 北日本は変動大
北日本は今後1週間ほどは、冷たい空気が流れ込む時期があり気温は平年並か低い予想となっている。ただし、今月半ば以降は平年より高くなり、向こう1か月間の気温は高い見込み。東・西日本は平年より気温が高く経過し、特に北陸では11日(金)頃からの1週間ほどは平年よりかなり高くなる見通し。このため、新潟地方気象台は北陸に「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表し、農作物の管理等に充分に注意するよう呼びかけている。屋外での作業や運動は、水分補給や休息を心掛けるなど、熱中症予防を意識するよう心掛けたい。
雨の降り方に偏り
東・西日本は低気圧や前線の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は多い見込み。一方、沖縄・奄美では今後も、しばらくは湿った空気の影響を受けにくいとみられ、平年と比べ曇りや雨の日が少なくなりそうだ。沖縄の平年の梅雨入り日は5月9日だが、今年は梅雨入りが遅れる可能性もある。