餃子で「地域の輪」繋ぐ 子育て支援者らが企画 横浜市緑区

餃子作りに励むプロジェクトメンバーら

 餃子を「食べる」「作る」ことを通じて様々な人同士の繋がりを創出したいと、緑区在住者を中心に「よこはま餃子プロジェクト」が立ち上がった。メンバーらは先月、中山にある「Tama cafe」で区内初となる餃子パーティを開催した。

 餃子を「作って」「食べる」過程を楽しみながら交流する餃子パーティには約50人が参加した。

 同プロジェクトは、緑区で地域子育て支援拠点の代表を務める松岡美子さんらが中心となり発足。ほかに、自主保育や地域コミュニティづくり、障がい者支援などに取り組む面々が名を連ねる。

「催しを機会に社会へ」

 メンバーらは日々の活動の中で「引きこもりだが本当は社会に出たい」や、「育児中だけど少しは働きたい」など、社会とのつながりと、そのきっかけを求める声に触れ、誰もが気軽に参加できるイベントの実現を模索し始めたという。

 松岡さんは、「餃子は作る工程も大人数でワイワイ楽しみながらできる。食べるのも美味しいし、皆が好きな人気メニューのひとつ。これなら多くの人が気軽に参加できるのではないかと思った」と発足の経緯を話す。中山で行われた餃子パーティの参加者のひとり三原真理絵さんからは「餃子はとても美味しく様々な人と話をすることができた。今後も参加したい」といった声が寄せられた。

ワークショップやランチも

 同プロジェクトでは、関内にある創造拠点「泰生ポーチ」(中区相生町2の52)をアンテナショップとし、「餃子ランチ」を月1回提供するほか、餃子づくりを通して人々を繋ぐ「餃子ワークショップ」、地域の飲食店やカフェなどを会場に餃子を参加者と作り食べる「餃子パーティ」などを主な活動として展開していくという。

 プロジェクトの詳細についてはフェイスブック(https://www.facebook.com/yokohamagyozapj)でも確認できる。Eメール( yokohamagyozapj@gmail.com)

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