「見えない壁だって、越えられる」をコンセプトに、障がい者クライミングの普及活動を行う小林幸一郎さん。パラクライミング視覚障がいB1クラスの世界チャンピオンだ。
サラリーマンとして働いていた28歳の時に網膜色素変性症と診断された。それでも、自分が出来ることは何かを考え、前向きに生きた。
そして、クライミングというスポーツを通して気づいたことがある。
「人は、障がいがあるから、年だから、どうせ自分にはできないだろうと自分で知らず知らず見えない壁を作ってしまいがちです。そんな自分で作る見えない壁に気づき、まずは、越えられるかもしれないと信じ、方法を考え、仲間を見つけ、挑戦する力を得られると10年の活動を経て感じています」
クライミングの魅力は「人それぞれのやり方で、それぞれのゴールを目指せること」だという。見えない壁を乗り越えた達成感を得るために、小林さんは、より高みを目指す。
小林幸一郎さん(こばやし こういちろう)
1968年2月11日生まれ 50歳 東京都出身。2014、2016年パラクライミング世界選手権 視覚障がいB1クラス優勝(連覇)、2018年パラクライミング日本選手権 視覚障がいB1クラス優勝
NPO法人モンキーマジック代表、障がい者クライミングの普及活動を通じて多様性を認め合える豊かな社会の実現に取り組んでいる。
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