古民家でむかし遊び体験 川崎市立日本民家園

 こどもの日(5日)にちなんだ「こどもまつり」が3日、川崎市立日本民家園(同市多摩区枡形)で始まった。雨が上がり初夏の日差しが照りつける園を多くの親子連れらが訪れ、蓑(みの)や笠(かさ)など民具の着用を体験、昔ながらの農家の暮らしに触れた。

 千葉県・九十九里浜の網元の住宅だった国指定重要文化財の「旧作田家住宅」では、園のボランティアが手作りの民具を用意。子どもたちは農作業や山歩きに使ったわらじ、「灰びく」などを身に着けた。

 インターネットで園を知り、オーストラリアから家族4人で観光に訪れたというエレンさん(7)とスキさん(6)姉妹も農民の姿に“変身”。ボランティアらから「愛らしい」などと声を掛けられていた。

 こいのぼり作りのワークショップ(6日まで)、むかし遊び体験(5日まで)も行われた。6日は和太鼓と南京玉すだれ体験も企画している。問い合わせは、同民家園電話044(922)2181。

昔の農民の姿を体験する子どもたち=川崎市立日本民家園

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