”夕”立に限らず朝も昼も積乱雲に注意

きょうからあすにかけて、上空にこの時季としては強い寒気が流れ込むため、西日本ではきょうの夕方にかけて、東日本ではあすの朝にかけて、北日本ではあすの昼前にかけて、大気の状態が不安定になります。突然の強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風が起こったり、ひょうの降るおそれがあります。山や高原など標高の高い地域や、ゴルフ場や広場でのお祭りなど遮るものの少ない開けた場所でのレジャーを考えている方は、特にご注意ください。

きょうの積乱雲は上空の寒気が主な原因で、地上の猛暑が直接の原因であるいわゆる夏の夕立、ゲリラ豪雨と違って、時間帯を問わず注意が必要となります。そして、このような日は、テレビやスマートフォンの天気予報だけでなく、五感を活用した天気"予感"が非常に役に立ちます。急に日が陰ってきたり、ひんやりとした風が吹いてゾワっとしたり、ゴロゴロと音がしたら、空を360度見渡してみてください。危険な雲が迫っているかもしれません。

気象予報士・染井 明希子

画像について:4日の天気予報。

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