戸塚区 駅周辺を花いっぱいに 新事業で住民と協働 横浜市戸塚区

東戸塚駅西口の駐輪場脇に設置されているプランター(左)と戸塚駅西口に置かれたデッキ

 戸塚区は戸塚駅と東戸塚駅周辺に季節の花々を設置する新事業をスタートさせる。植栽や管理をする区民ボランティア組織も立ち上がっており、官民協働で街に彩りを与えていく。

 107万円の予算がつけられた新事業。駅周辺や道路に花を飾ることにより、快適な生活環境づくりを大切にする機運を地域で高めていくことなどを目的としている。

緑化フェアが契機

 主幹する戸塚土木事務所によると、昨年行われた「全国都市緑化よこはまフェア」を契機に芽生えた「花できれいなまちづくり」を継続・発展する取り組みという。同フェア開催に伴い、同事務所は、戸塚駅西口デッキに記念ガーデンを、東戸塚駅西口の駐輪場横にプランターを設置。今年度も両所を中心に花を植栽していく方針だ。

 予定しているのは、春はサンパチェンス、夏はベゴニアやサルビア、秋・冬はパンジーやビオラなど、四季折々の花々。同事務所が花や苗を用意し、実際の管理は地域住民の手によって行われる。

次年度以降も継続

 今回運営組織として結成されたのが「花さかクラブ」。両駅周辺の自治会や町内会、ハマロードサポーター、公園愛護会、企業、商店会などで構成されているもの。今後定期的に会合を重ねながら効果的に花を咲かせ、維持させるための植栽の時期や方法などを話し合っていくという。

 戸塚駅周辺に住む一人は「きれいな花が咲くのを楽しみにしている」と語り、戸塚土木事務所担当者は「地元の皆さんが活動しやすいように的確なバックアップを続ける。次年度以降には、舞岡駅、踊場駅でも同様の事業を行いたい」と話す。

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