どこが一番かっこいい?Jリーグ スタメン紹介映像まとめ(2018年J1編)

Jリーグでは毎試合、試合前に両チームのスタメンとサブ、監督などをスタジアムで紹介する。

特にホームチームの紹介は各クラブが毎年趣向を凝らした映像を制作しており、アウェイへ遠征した際ひそかに楽しみにしているサポーターも多いはず。

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そこで2年前に行った企画を復活!Jリーグ各クラブが今年2018年の試合で使用しているスターティングラインナップの紹介映像をまとめてみた。

今回はJ1編。なお、“選手紹介道”の基本として、シンプルなアウェイチーム紹介からの力の入ったホームチーム紹介という流れが熱いため、アウェイ紹介込みでいい映像があったものはそちらをチョイスしている。

さて、選手紹介が今年一番かっこいいのはどのクラブ?

北海道コンサドーレ札幌

2015年に新しくなった札幌ドームのオーロラビジョンを生かしたワイドな映像が特徴の札幌。全編を通してロック調の音楽とともに試合に向けた雰囲気を高めている。なお、厚別開催の場合もアスペクト比は異なるが以下のように同じ映像を使用している。

ベガルタ仙台

仙台は2018シーズンのスローガン『Be Strong 2018 興せ、「シン」の力』を印象付けるアニメ調の演出。某人気アニメ劇場版の「シン」とかかっているのかどうかは定かではない(フォント的には怪しい)。

鹿島アントラーズ

アウェイチーム紹介にユニークな曲を使っていることで知られる鹿島(※詳細は前回の記事参照)。今年は真田信繁(幸村)を思わせる鹿の角のサムライが登場。タイトル獲得数を表す“星”を使った演出も彼ららしい。

浦和レッズ

浦和はファンの心をストレートに刺激する映像が魅力。サポーター中心の煽りだけでなく“炎”を随所に盛り込むことにより、リーグ屈指の熱さを誇るレッズサポの気持ちをさらに昂らせている。映像としての完成度も高い。

柏レイソル

毎年比較的シンプルな選手紹介の柏。映像に盛り込まれている『柏から世界へ』は、サポーターが歌うチャントの一節である。今ではクラブのスローガンとして使われており、柏レイソルを象徴する言葉となっている。

FC東京

FC東京の選手紹介はここしばらくベースが変わっていない。シンプルな映像、国際都市TOKYOを表すような英語によるアナウンス。クラブの伝統として定着しつつあるようで、独自性という意味でもアリである。

川崎フロンターレ

煽りを含めスタイルが確立されている川崎。選手紹介後に予想フォーメーションを表示してくれる点もファンにとってはありがたいだろう。また3月31日の広島戦では、川崎らしい“特殊な選手紹介”が早くも登場。

恒例イベント「イッツァスモウワールド」に因んだ、行司・木村光之助さんによる相撲場所風の選手紹介。家長=体幹、大久保=出戻、新井=板前など各選手を表す二文字もユニークだ。

横浜F・マリノス

映像に加え音響のクオリティも高い横浜FM。ボールをつないで選手を紹介していくスタイルがすっかり定着。選手のキャッチフレーズも分かりやすい。なお、日産スタジアムでのナイトゲームは以下のように照明による演出も取り入れられている。

湘南ベルマーレ

湘南の選手紹介は、ブンデスリーガのようなスタジアムDJとサポーターによるコール&レスポンスを採用。ドイツサッカーをよく知る曺貴裁監督の発案だ。選手のキャッチフレーズに英語訳が付いている点も面白い。

清水エスパルス

もう一度原点に立ち返る『BACK TO THE BASIC 徹底』が印象的な清水の選手紹介。今シーズンのユニフォームに取り入れられている「地図」と「富士山」が映像の中でもうまく用いられている。

ジュビロ磐田

磐田はクラブの象徴である“三光鳥”を近年強く押し出しており、選手紹介もそれを感じさせる仕上がり。なお、スタジアムDJが選手名を呼んだ際のサポーターの反応は、磐田が「オィ!」、清水が「ドン・ドン・ドン・オーレ!」とクラブによって違いがある。

名古屋グランパス

煽りのクオリティに定評がある名古屋。今年も長編の映像でスタジアムの雰囲気を一気に高める。選手名は日本語よりもアルファベット表記のほうが大きく、長谷川アーリアジャスールなどはかなり長くなっている。

ガンバ大阪

湘南と同じようにコール&レスポンスが取り入れているG大阪。クラブカラーの青と黒が印象に残るつくりとなっており、選手一人ひとりの紹介もなかなかゴージャス。足元からナメ気味の映像は珍しい。

セレッソ大阪

昨年初タイトルを含む2冠を達成したC大阪は、Kasabian の『Club Foot』に合わせてこれまでの歴史を振り返る煽りが印象的。選手紹介はこちらもスタジアムDJとサポーターによるコール&レスポンスだ。

ヴィッセル神戸

神戸はクラブのアイデンティティを象徴する『Kobe Forever Forward』が随所に盛り込まれた仕上がり。手拍子をうながす煽りが心地よいほか、選手紹介後に試合へ向け気持ちを一つにする映像が入れられている点が珍しい。

サンフレッチェ広島

J1首位を快走する広島の選手紹介は、クラブ名の由来でもある “三本の矢”がとにかく印象に残る。今シーズンのスローガンである『ICHIGAN』には、一岩、一丸、一願といった意味が込められている。

サガン鳥栖

鳥栖は今シーズン開幕からスタジアムDJが代わっていたが、まもなくして長年務めてきたYUYA氏が復帰。選手紹介などにあのお馴染みの声が戻ってきた。安心したファンも多いに違いない。

V・ファーレン長崎

初のJ1を戦っている長崎。以前から映像のクオリティは高かったが、今シーズンは地域性を含めさらにスケールアップしている。ホームだけでなくアウェイチームの予想フォーメーションまで紹介してくれる点が嬉しい。

…このように、選手紹介だけをとってもそれぞれのスタイルがあり面白い明治安田生命Jリーグ。ゴールデンウィーク終盤は、明日5月5日から6日かけてJ1、J2、J3の試合が各地で開催される。

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