市の花壇展 滝川園(上の宮)がW受賞 象の鼻パーク 6日まで展示 横浜市鶴見区

滝川園が作った「メルヘンロード」と瀧川佳広さん

 上の宮の造園会社・滝川園(瀧川隆雄代表取締役)がこのほど、市の緑化イベント「スプリングフェア」の中の花壇コンクールで市長賞と市民投票による市民賞を受賞。花壇は象の鼻パーク=中区海岸通1=で6日まで飾られている。

 山下公園や横浜公園など、市の中心部が花と緑で飾られるイベント「スプリングフェア」。この中で開催されている花壇展の作品を対象に行われた花壇コンクールは、市内の造園会社による21の作品を、専門家・市民が審査するもの。

 花壇は縦2・5メートル×横4メートル四方の枠内という規定のみで、内容は自由。各社がテーマを決め、腕によりをかけた作品が並んだ。

 滝川園が作った花壇のタイトルは「メルヘンロード」。マリーゴールドやバーベナ、アリッサムなど色鮮やかな約10種類の花を使い、ハートや星、ダイヤなどを表現。メルヘンな世界を演出した。

 6人の審査員の合計点によって6つの賞が用意されており、合計点が一番多かったものが市長賞。その他、市会議長賞、環境創造局長賞などが用意されている。審査項目は花壇デザイン、植栽技術の2つに分かれ、トータルで合計点が出る。

 滝川園は、正面からだけでなく、どこから見ても綺麗だったことや、テーマと植栽が合っている点が評価され、市長賞を受賞。さらに、市民投票で最高票を得た作品に贈られる市民賞も獲得。約千票が集まったうち、179票を獲得した。

 造園工事部の瀧川佳広さんは「今まで何度か参加したことはあったが、市長賞を頂いたのは初めて。明るい色で、たくさんの種類を使ったので、目立ったのではないか」と受賞を喜んだ。

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