Wソックスがトンプソンの劇的なサヨナラ弾で連敗止める

【ツインズ5-6xホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

現在、ア・リーグ中地区4位のホワイトソックスはチーム再建の真っ最中ということもあり4連敗中と停滞している。その中でも将来的の繁栄のために我慢の時だ。日本時間5月4日に行われたツインズ戦では序盤から徐々に得点していったホワイトソックスが最終回に劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

ホワイトソックスの先発は今季未だ勝ちなしのレイナルド・ロペス。前回登板のロイヤルズ戦では10安打を浴びるも7回途中4失点(2自責点)と粘りの投球をみせていた。そして今試合の初回、フォーシーム主体の投球でツインズ打線を3者凡退に抑え、上々の立ち上がりをみせる。一方のツインズ先発、ジェイク・オドリッジは前回のレッズ戦で勝利投手になっており、連勝が期待される。オドリッジは三振を含むホワイトソックス打線を3人で片づけてこちらも無失点スタートを切った。

試合が動いたのは3回のツインズの攻撃。先頭打者のローガン・モリソンから2者連続ヒットで無死一・三塁のチャンスをつくると捕手、オマー・ナルバエスのパスボースやジェイソン・カストロの犠牲フライで2点先取した。直後のホワイトソックスの攻撃では1死三塁の場面からヨルマー・サンチェスの内野ゴロで1点を返した。3、4回は両軍ともに点の取り合いとなり4回のツインズはモリソンの一発などで3点を追加するとホワイトソックスもダニエル・パルカが本塁打を放ち、4回終了時点で3対5の接戦となっていた。

連敗を避けたいホワイトソックスは4対5で迎えた6回に1死一塁からマット・デービッドソンの同点タイムリーで試合を振り出しに戻す。この一打で降板となったオドリッジは6回途中6安打5失点と精彩を欠く結果となった。一方のロペスは7回途中6安打5失点と両先発とも長いイニングを投げてリリーフ陣に後を託した。

そして試合の決着は9回裏に訪れた。ホワイトソックスはツインズの4番手、アディソン・リードの前に簡単に2死となり延長戦が濃厚となっていたがこれに終止符を打ったのはトレイス・トンプソンのバットだった。カウント3-1からの5球目、リードのフォーシームを捉えるとその打球はレフトスタンドへと消えていき、劇的なサヨナラ本塁打となった。これでホワイトソックスは連敗を「4」で止め、5月初勝利を挙げた。

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