サッカー史における「決定的瞬間」をとらえた印象的な15枚の写真

今後も語り継がれるであろうサッカー史における「伝説」の数々。

なかにはその決定的瞬間をとらえた写真もいくつか存在し、それらは言葉以上に多くを語る。

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そこで今回は編集部Sの独断で、印象的な15枚の写真を選んでみた。

サッカー史において最も有名な「決定的瞬間」は、やはりこの一枚になるだろうか。

1986年ワールドカップの準々決勝イングランド戦、ディエゴ・マラドーナによる「神の手ゴール」は写真にもしっかり収められていた。

2001-02シーズンのCL決勝でジネディーヌ・ジダンが決めた芸術的なボレーシュートは、サッカー史に残るベストゴールの一つだ。

インパクトの直前の様子を真横からとらえたこの写真は、まさに「奇跡の一枚」と言えるだろう。

サッカー史に残る伝説の一つ、1998-99シーズンのCL決勝。

「カンプ・ノウの奇跡」として知られる試合で、オレ・グンナー・スールシャールは後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールをマークした。

かつて、こんなポージングで判定に抗議した選手がいただろうか?

1985年トヨタカップでミシェル・プラティニが披露した鮮やかなボレーシュートは、オフサイド判定によりノーゴールの判定に。何をしても絵になる男、それがプラティニだ。

バルセロナ時代、CL出場権を懸けた最終節のバレンシア戦で圧巻のハットトリックを決めたリヴァウド。

なかでも、試合終了間際のバイシクルは凄かった!まさにリヴァウドがカンプ・ノウの“神“になった瞬間だ。

サッカーファンにはあまりにも有名なこの一枚。1994年のワールドカップ決勝のPK戦で、ロベルト・バッジョが失敗しブラジルの優勝が決まった瞬間をおさめたものだ。

バッジョとクラウジオ・タファレルのあまりに対照的な姿は、勝負の世界の残酷さをいつだって教えてくれる。

前回王者のアルゼンチンが敗れるという波乱の幕開けとなった1990年ワールドカップ。

フランソワ・オマン=ビイクが見せた脅威のジャンプ力は全世界に衝撃を与え、この写真を通して今後も語り継がれていくのだろう。

2016-17シーズンのPSG戦で、CL史上初めて4点差からの逆転勝利を成し遂げたバルセロナ。

試合後に撮影されたメシアのように崇められたリオネル・メッシの写真は強いインパクトを残した。

“キング“の愛称で親しまれたエリック・カントナ。1995年に8ヶ月間もの出場停止処分を受けた理由はこの写真にある。

あまりに衝撃的な一枚であり、洋楽アーティストによるシングル曲のカバーに使用されるほどだった。

全盛期のディエゴ・マラドーナを止めるには、やはりこれだけの人数が必要だったのだろうか。

1982年ワールドカップのベルギー戦で撮影されたこの一枚は、マラドーナの脅威を物語るに十分すぎるものだ。

2004-05シーズンのCL準々決勝で実現したミラノダービーは、インテルファンによる発炎筒の投げ入れで一時中断に。

ライバル同士であるマルコ・マテラッツィとマヌエル・ルイ・コスタは、一体何を話していたのだろうか。不思議な美しさを持つ有名な一枚だ。

2006年ワールドカップの決勝、ジネディーヌ・ジダンはマルコ・マテラッツィへの頭突きで退場処分に。ジダンの選手キャリアがまさかこのような形で終わってしまうとは…。

ロッカーへと下がろうとするジダンの背中をトロフィー越しに撮影した写真も、実に儚いものだった。

プレミアリーグファンにとっては記憶に新しい、ウェイン・ルーニーによる美しきバイシクル。

2010-11シーズンのマンチェスターダービーで決まったこのゴールはプレミア史に残るベストゴールの一つであり、インパクトの瞬間をとらえたこの写真もまた貴重である。

2002-03シーズン、当時のユヴェントスを牽引していたパヴェル・ネドヴェド。

しかしCL準決勝のレアル・マドリー戦でイエローカードを受け、累積警告による決勝進出は幻のものに…。毅然とした表情のウルス・マイアー主審と、両手で顔を抑えるネドヴェドの姿は実に対照的だ。

2014年ワールドカップ準決勝は、開催国のブラジルがドイツを相手に1-7と大敗。

これほどまでに国民感情をストレートに伝えてくれる写真はないだろう。

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