体重超過はダメ?BMIで判定した“肥満”なJリーガーTOP5

昨今、体重を巡る騒動がボクシング界を揺るがせているが、アスリートにとって体調管理は現役生活で最も重要なことの一つ。日本代表のハリルホジッチ前監督も体脂肪率を厳しい注文を付け、それに応えられない選手が続出したとも伝えられている。

そこで今回は、Jリーグの公式データを参照とし、BMIの数値で“肥満”と認定された選手のトップ5をご紹介しよう。もちろん単純にこの数値が高いからといってそれが問題なわけではないので、あくまでも参考として捉えていただきたい。

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なお、BMIの計算式はBMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}で、結果は以下のように判定される。

18.5未満 - 痩せ型
18.5~25未満 - 普通
25~30未満 - 肥満(1度)
30〜35未満 - 肥満(2度)
35〜40未満 - 肥満(3度)
40以上 - 肥満(4度)

計算方法は世界共通だが、肥満の判定基準は国によって異なるという。

5位 佐藤 優也

所属:ジェフユナイテッド千葉
身長:186
体重:92
BMI:26.59(肥満1度)

カレン・ロバート、増嶋竜也らを擁し、天皇杯で横浜F・マリノスを追い詰めた名門・市立船橋。その時にGKを務めていたのが佐藤優也だ。

現在J2の千葉に所属する彼は、フアン・エスナイデル監督の「ハイライン&ハイプレス」戦術によって非常に広大なエリアをカバーしており、

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また昇格逃した千葉、GK佐藤優也の痛恨過ぎるミスがこれ

ノイアーばりのポジショニングでQolyにネタ提供してくれている。

これだけ動いていれば運動量は他のGKに比べて多いはず。しかし公式の体重は92kg、“肥満1度”の数値で5位にランクインとなった。

4位 アダイウトン

所属:ジュビロ磐田
国籍:ブラジル
身長:176
体重:83
BMI:26.79(肥満1度)

2015年に磐田をJ1昇格へと導いたアダイウトン。

世界基準のスピードと力強いドリブル突破が武器のアタッカーだが、磐田に加入した当時75kgだった体重は今年83kgとなり、4位にランクインした。

ただ、彼の場合はいわゆる“ガチムチ系”で体重がむしろプレーに良い影響を与えているといっていいだろう。

3位 ターレス

所属:アルビレックス新潟(J2)
国籍:ブラジル
身長:185
体重:93
BMI:27.17(肥満1度)

3位に入ったのは、今季J2・新潟に加入したブラジル人FWターレスだ。

彼はU-20ブラジル代表で好成績を残し、欧州のビッグクラブも食指を伸ばしたストライカーだが、夜遊びなど私生活に問題を抱えており、かつて70kg台だった体重は度々100kgを越え、関係者を悩ませている。

規律の厳しい日本で生活リズムを改善し、再び上昇気流に乗ることができるだろうか?

2位 神山 竜一

所属:アビスパ福岡(J2)
身長:188
体重:97
BMI:27.44(肥満1度)

2003年から福岡一筋でプレーする神山。

顔付きから体型までプロレスラーのような巨漢であるが、反射神経はJリーグ屈指!“神セーブ”で幾度もチームを助け、これまで240試合以上に出場している。

ただ体重97kgは登録されている選手の中でジョー(名古屋)と並んで最重量だった。

1位 ラファエルソン

所属:ベガルタ仙台
国籍:ブラジル
身長:183
体重:93
BMI:27.77(肥満1度)

栄えある(?)1位に輝いたのは、今年ベガルタ仙台に加入したラファエルソンだ。

身長183cmだが体重は93kg、27.77の数値を記録し、今季登録された全Jリーガーの中で最もBMIの高い選手となった。

ラファエルソンはクリスラン、平山の抜けた仙台の柱として期待され、自身も「自分の体格を生かしたプレーを見てほしい」と話していたが、3月7日に行われたルヴァンカップで負傷。右第五中足骨骨折と診断され、現在も戦線を離脱している。やはり重すぎたのだろうか…。

今回のランキングは外国人が3人(全員ブラジル人)、日本人ではGKが上位2人を占め、さすがに肥満2度以上の選手はいなかった。

また、フィールドプレイヤーではアビスパ福岡のDF田村友が186cm89kg(25.73)で最上位、最もこの数値が低かったのは、180cm60kgで唯一18台(18.52)を記録したコンサドーレ札幌MFの荒野拓馬だった。

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