観光地でよく見かける、冷たい長崎名物といえば? 答えはチリンチリンアイス。アイスが大好きなジュニア特派員(とくはいん)5人が、1960年創業(そうぎょう)の「前田冷菓(まえだれいか)」(長崎市)の専務(せんむ)、前田清香(まえだきよか)さんに、もり付けのこつや名前の由来などを教わりました。
◎へらを使って… もり付けに挑戦!
4月14日、長崎市茂里(もり)町の長崎新聞社に、チリンチリンアイスの屋台が登場しました。もり付けは、スプーンのようなくぼみのある器具ではなく、平らな「へら」を使います。「ななめにおしつけるように」など、こつを教わりながら練習し、だんだん上手にできるようになりました。
◎氷と塩でひんやり
実はこの屋台、電気などは使ってません。では、どうやって冷たさを保(たも)っているのでしょう。答えは「氷と塩」。ステンレス製(せい)のケースのまわりに氷と塩を入れ、温度を「マイナス12度」にしているそうです。
◎名前の由来って?
ところで、なぜ「チリンチリンアイス」と呼(よ)ぶのでしょう。
A=スリランカのチリ・チリンさんが発明した。
B=かねをチリンチリンと鳴らしながら売っていた。
C=料金をはらうときの小銭(こぜに)の音から名付けた。
答えは「B」。今はかねを鳴らすことはありませんが、屋台には当時のまま、かねが置いてあります。
◎どんな味があるの?
次の中で、チリンチリンアイスにない味はどれ?
A=ちゃんぽん
B=そのぎ茶
C=カステラ
答えは「A」。前田冷菓ではB、Cのほか、ビワ、チョコ、イチゴなど全部で9種類を作っています。
◎食べたらみんな笑顔に♪冷やし方にびっくり♪むかしは5円だったんだって
◆松本記者 お父さんが小さいときから食べていたそうです。たくさん味があり、マンゴー味もあるといいなと思いました。むかしは5円だったと知り、びっくりしました。
◆高木(千)記者 最初はぼろぼろこぼれましたが、7回やって、こぼれないようになりました。とてもおいしいので、もっと知ってもらい、たくさん食べてもらいたいです。
◆吉田記者 子どものころから食べている人が子どもを連れて買いに来てくれた時、うれしくなるそうです。アイスの冷やし方にびっくりしました。カステラ味を食べてみたいです。
◆高木(滉)記者 へらをつかうのがむずかしかったです。味がたくさんあってびっくりしました。なんで「チリンチリンアイス」という名前なのか分かりました。
◆原田記者 おしつけて、スライスしたら、バラ(の花)みたいになるそうです。みんなにアイスを食べてもらって、笑顔になったので、めっちゃうれしかったです。