相手投手の暴投により決勝点 ブルージェイズが接戦を制す

【ブルージェイズ2-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

8回裏にカルロス・ゴメス(レイズ)に5号同点ソロが飛び出した一戦は、痛恨のバッテリーエラーが勝敗を分ける結果となった。1対1の同点で迎えた9回表、ブルージェイズは先頭のケビン・ピラーがレイズのクローザー、アレックス・コロメイから二塁打を放って出塁。次打者の内野ゴロの間に三塁へ進み、アンソニー・アルフォードの打席でコロメイの暴投の間に勝ち越しのホームを踏んだ。9回裏はクローザーのロベルト・オスーナがレイズの攻撃を無得点に抑え、1点のリードを死守。ブルージェイズは7日間8試合にわたる遠征を4勝4敗で終えた。

試合は今季不調の右腕同士の投げ合いで始まった。直近4先発で計19イニングを投げ、18失点と打ち込まれていたマルコ・エストラーダ(ブルージェイズ)が6回無失点と好投すれば、レイズ先発のクリス・アーチャーも今季最長の7イニングを投げて1失点と安定したピッチング。エストラーダは今季初めて無失点で登板を終え、アーチャーは5回表にアレドミス・ディアスのタイムリー内野安打で1点を失っただけだった。

8回裏にゴメスの一発で同点に追い付かれたブルージェイズだったが、9回表に相手のミスに乗じて勝ち越しに成功。今季のブルージェイズは終盤まで粘り強く戦う試合が目立ち、7回以降の69得点はメジャー最多の数字である。また、8回以降に同点となった試合では、今日の試合を含めて5勝0敗と開幕から無敗をキープしている。

ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「どんな形であれ、勝てて良かったよ」と遠征最終戦を勝利で飾ったことを喜んだ。「私はこのチームのことをとても気に入っているし、我々はしっかり戦うことができていると思う」とギボンズ。決勝のホームを踏んだピラーも「ホームに戻る前に勝つことができたのは良かった。気持ちよくホームへ戻ることができるからね」とギボンズ同様に勝利への喜びを口にしていた。

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