デズモンドが決勝弾含む2発 メッツ3連戦をスイープ

【ロッキーズ3-2メッツ】@シティ・フィールド

試合開始前の時点で打率.177の不調に喘いでいた一塁手が放った2本の本塁打が、ロッキーズを今季最長の5連勝に導いた。「6番・一塁」で先発出場したイアン・デズモンドは、2点ビハインドで迎えた2回表にメッツ先発のノア・シンダーガードから左中間への5号ソロ。さらに2対2の同点で迎えた8回表には、メッツ4番手のハンセル・ロブレスから右中間スタンドへ飛び込む6号ソロを放ち、チームに貴重な勝ち越し点をもたらした。ロッキーズ先発のカイル・フリーランドは初回に2点を失ったものの、その後は立ち直って7回2失点の好投。3先発連続で7イニングを投げ切る安定したピッチングで今季2勝目をマークした。

ロッキーズのバド・ブラック監督は2本塁打を放ってチームの勝利に貢献したデズモンドの活躍を称賛した。好投手・シンダーガードから放った1本目の本塁打については「シンダーガードから放ったあの一発は、我々に勝利の可能性を与えてくれた」とコメント。右中間スタンドへ飛び込んだ2本目の本塁打については「右打者の本塁打が出にくい球場でよく打ってくれた。上手く打てていたね。あれは大きかったよ」と称えていた。デズモンドは不調の原因がスイングに微調整を加えたことであると明言しており、現在は以前のスイングを取り戻せるように調整中だという。今日の活躍を見る限り、オールスター・ゲーム選出2度を誇る好選手が本来の実力を発揮し始める日も、そう遠くはなさそうだ。

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