ナショナルズが逆転サヨナラ シャーザーは快挙達成

【フィリーズ4-5xナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

8回表終了時点で3点のビハインドを背負っていたナショナルズだが、8回裏と9回裏に2点ずつを奪い、劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。8回裏は2四球と内野安打で二死満塁のチャンスを作り、昨日戦列復帰を果たしたばかりのアンソニー・レンドンが戦列復帰後の初安打となる2点タイムリー。9回裏にはマット・ウィータースのヒットと2四死球で無死満塁のチャンスを作り、ペドロ・セベリーノが押し出し四球を選んで同点となったあと、ウィルマー・ディフォーがセンターへのタイムリーを放って試合を決めた。試合後、デーブ・マルティネス監督は「選手たちはよく戦ってくれた。誇りに思うよ」と選手たちを称えていた。

ナショナルズが劇的な逆転サヨナラ勝利を収めたこの試合では、メジャー史上初となる快挙が生まれた。ナショナルズ先発のマックス・シャーザーは、初回に2三振を奪うと、その後も2回表から4回表にかけて7者連続三振をマークするなど、驚異の奪三振ショーを披露。球数が多くなってしまったため、7回途中で降板となってしまったものの、今季最多の15奪三振をマークする快投を見せた。なんと6回1/3(19アウト)以内で15三振を奪ったのは、長いメジャーリーグの歴史のなかでも初となる快挙。アウトの実に8割近くを三振で記録するという驚異的なピッチングでシャーザーは今季の奪三振を80とし、メジャートップに立っている。

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