7回一死まで無安打のツインズが7回以降5得点で逆転勝利

【ツインズ5-3ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

ホワイトソックス先発のジェームス・シールズの前に6回一死までパーフェクト、7回一死までノーヒットに封じられていたツインズだが、見事に逆転勝利を収め、ホワイトソックス4連戦を3勝1敗で勝ち越した。2点ビハインドの7回表、ツインズは一死一塁からエドゥアルド・エスコバーがチーム初安打を放ってチャンスを広げ、続くエディ・ロサリオのタイムリーで1点差。二死後にローガン・モリソンがライト線への2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転に成功した。その裏に同点とされたものの、8回表一死一、三塁から内野ゴロの間に勝ち越しに成功。9回表には先頭のロサリオが7号ソロを放ち、リードを2点に広げて試合を決めた。

この試合の決勝点は、ホワイトソックスの三塁手、ヨルマー・サンチェスのミスから生まれた。8回表一死一、三塁の場面で、マックス・ケプラーの打球は三塁・サンチェスへの平凡なゴロ。併殺をとるのが難しい打球であり、本来であればサンチェスは三塁走者のジョー・マウアーを牽制したあとに一塁でアウトを取るべきだが、サンチェスはマウアーのほうを振り返ることなく一塁へ送球してしまった。この間にマウアーが生還し、結果的にこの1点が決勝点に。ホワイトソックスにとっては同点に追い付いた直後のイニングだっただけに、痛恨のミスとなってしまった。

ツインズのポール・モリター監督は「我々はシーズン最初の5~6週間にわたって、多くの試合で勝利への道筋を見つけることができなかった。でも今日は勝つことができた。良い形で4連戦を終えることができたね」と3連勝で4連戦を勝ち越したことに満足げ。7回表に逆転打を放ったモリソンについては「打撃が良くなる兆候はあったんだ。少しずつ成績を向上させているし、良い打席も増えているよ」と語り、昨季38本塁打を放ちながら今季ここまで打率.182と苦しんでいる新加入のスラッガーの復調に手応えを感じている様子だった。

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