ジュニス好投 ロイヤルズが今季初のカード勝ち越し!

【タイガース2-4ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

試合開始前の時点で10勝23敗(勝率.303)とリーグワースト3位の成績に沈んでいたロイヤルズは、開幕から1ヶ月強が経過したにもかかわらず、カード勝ち越しが一度もなかった。しかし、日本時間5月4日から始まったタイガース4連戦では最初の2試合に連勝し、あと1つ勝てば今季初のカード勝ち越しという状況。前日の試合では2対3で惜敗したものの、日本時間5月7日に行われた4連戦の最終戦では先発のジェイコブ・ジュニスが7回2失点と好投し、チームを今季初のカード勝ち越しへと導いた。

タイガースは主力数名を故障や休養で欠いており、ジュニスは「相手打線は僕たちの脅威になり得る打者を数名欠いていた」と素直な感想を口にした。しかし、「攻めのピッチングをすることができた。スライダーがしっかり機能したし、重要な場面で三振を奪えたのは大きかった」と語ったように、気を緩めることなく攻めのピッチングを展開し、7回2失点。三塁手のマイク・ムスターカスが「彼はボールを受け取ってすぐに次のボールを投げていた。彼の後ろを守っているのは楽しいよ。(テンポが良いので)いつも以上に試合に集中できるからね」と話したように、テンポの良いピッチングで味方の援護を呼び込み、3回までに4点のリードをもらってのびのびと投げ続けた。ジュニスはこれで今季4勝目。防御率3.18、WHIP0.99と安定感のあるピッチングを続けており、先発ローテーションの柱に相応しい投手となりつつある。

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