投打のエリックが活躍 パドレスがメキシコ3連戦勝ち越し

【ドジャース0-3パドレス】@エスタディオ・デ・ベイスボル・モンテレイ

ドジャースとパドレスによるメキシコ3連戦の最終戦は、投打の「エリック」の活躍によりパドレスが3対0で完封勝利。対戦成績を2勝1敗とし、ホームゲーム扱いのメキシコ3連戦を勝ち越しで終えた。「投のエリック」ことエリック・ラウアーは、ドジャース打線に7安打を浴びながらも要所を抑えて6回無失点の好投。そのラウアーを「打のエリック」ことエリック・ホズマーが5号ツーランで援護した。7回裏にはフランチー・コルデロのタイムリーでリードを3点に広げ、ラウアー降板後はクレイグ・スタメン、カービー・イエーツ、ブラッド・ハンドが無失点リレー。メキシコのモンテレイに集った2万1000人を超える野球ファンの前で完封リレーを完成させた。

決勝点となる先制アーチを放ったホズマーは「僕たちはこのシリーズが特別なものになるだろうと思っていた。メキシコのファンの前でいい試合をしたかったんだ。勝ち越すことができて良かったよ」とメキシコでの3連戦を振り返った。4月はわずか2本塁打2打点に終わったホズマーだが、5月に入って5試合で早くも3本塁打8打点。この数字を見るだけでもわかるように5月に入って状態を上げており、今後はさらなる活躍が期待できそうだ。一方のラウアーは、メジャー3度目の先発登板にして記念すべきメジャー初勝利をマーク。最初の5イニングはいずれも得点圏に走者を背負ったものの、新人らしからぬ落ち着いたピッチングでドジャース打線に得点を許さなかった。球場ではパドレスのファンが集まって「バモス・パドレス」の大合唱が始まるなど、メキシコらしい陽気な雰囲気で大盛り上がり。パドレス主催のメキシコ3連戦は大成功に終わったと言えそうだ。

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