まだ今季の戦いが終わったわけではないが、ブンデスリーガでは数多くの若手が成長を続けている。そこでブンデスリーガ公式は、来季主役になっているかもしれない10代のプレイヤーを数名リストアップ。今季成長を遂げ、来季はさらに重要な役割を担うことが期待される選手たちを紹介している。
1.ウェストン・マッケニー(シャルケ MF 19歳)
レオン・ゴレツカ、マックス・マイヤーなどライバルが多い中、マッケニーはボランチの位置で今季22試合の出場機会を得ている。2016年にアメリカのFCダラスのユースチームからシャルケに加わったマッケニーはドメニコ・テデスコ率いるシャルケで成長し、昨年はアメリカ代表としてA代表デビュー。今夏にはゴレツカがバイエルンへ移籍することが決まっており、マイヤーも退団する。マッケニーにはさらにチャンスが巡ってくることになるだろう。
2.ヤン・フィーテ・アープ(ハンブルガーSV FW 18歳)
ブンデスリーガ初の2000年代プレイヤーデビューを記録したアープは、今季リーグ戦18試合に出場して2得点を記録している。チームは降格圏に沈んでいるが、日本人MF伊藤達哉とともに大きな期待を背負う若手の1人だ。ドイツの世代別代表でも得点を量産しており、さらなる成長を遂げるのは間違いないだろう。
3.ジェイドン・サンチョ(ドルトムント FW 18歳)
昨夏マンチェスター・シティからドルトムントに加入したサンチョは、ハイレベルなアタッカーが揃うドルトムントで一定の出場機会を確保。イングランドに良い若手が育っていることを証明している。同サイトはサンチョのスピード、技術を称賛しており、時にマリオ・ゲッツェやアンドレ・シュールレをもベンチに追いやる逸材と紹介している。今後さらにチームの中心になっていくのは間違いないだろう。
4.ケヴィン・ダンソ(アウグスブルク DF 19歳)
イングランドのMKドンズからやってきたダンソは、190㎝とサイズが魅力の大型DFだ。MKドンズから加入した際は中盤でプレイしていたものの、今ではアウグスブルク守備陣の中心的選手と同サイトは柔軟性を評価している。また、ダンソはすでにオーストリア代表としてA代表デビューも飾っている。
5.ダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ DF 19歳)
ウパメカノに関しては説明など不要だろう。バルセロナも注目していると言われているウパメカノは、速さと強さを兼ね備えた身体能力抜群のセンターバックだ。ライプツィヒではすでに中心選手となっており、近いうちにビッグクラブへステップアップを果たすことになるはずだ。
来季のさらなるブレイクに期待がかかる者、すでにチームの中心になっている者など様々だが、彼らは来季も注目を集めることだろう。自国の選手に限らず他国からやってきた選手たちも成長していることを考えると、今後夢見る若手選手たちが続々とブンデスリーガ挑戦を希望するようになるかもしれない。ブンデスは若手に経験を積ませる環境が整っており、来季はこの5人もさらに重要な役割を任されるようになるはずだ。