カブスも4本塁打で今月初勝利 ハップが両打席本塁打

【マーリンズ2-14カブス】@リグリー・フィールド

宿敵・カージナルス3連戦で被スイープを喫するなど、今月に入って5戦全敗だったカブスは、本拠地に戻って今日からマーリンズとの3連戦。その初戦では、初回から終盤まで打線がコンスタントに得点を重ね、終わってみれば14対2の大勝となった。1回裏にクリス・ブライアントが5号ツーラン、3回裏にハビアー・バイエズが10号スリーランを放って序盤で5点のリードを奪うと、イアン・ハップは4回裏に右打席から4号ツーラン、7回裏に左打席から5号スリーランを放ち、球団では2013年のディオナー・ナバーロ以来となる両打席本塁打を達成。先発のカイル・ヘンドリックスは8回2失点の好投を見せ、投打にマーリンズを圧倒したカブスが連敗を5で止めた。

マーリンズの先発はナ・リーグ防御率1位のジャーリン・ガルシアだったが、5月に入って5試合で14点しか奪えていなかったカブス打線が溜めていたエネルギーを一気に放出するかのようにガルシアに襲い掛かった。カブスのジョー・マドン監督はガルシアを「とても才能のある選手だ」と高く評価したものの、カブス打線はガルシアに3本塁打を浴びせ、4回7失点でノックアウト。「今日はチェンジアップが高かったように思う。だから我々は打てたんじゃないかな」とマドンは分析した。なお、マーリンズの3番手として8回裏の途中から登板した田澤純一は、ウィルソン・コントレラスにタイムリーを浴びて前の投手が残した走者の生還を許したものの、続く3人をしっかり抑えて1回無失点。今季の防御率を7.31とした。

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