4本塁打&エフリン好投のフィリーズが11得点で完勝

【ジャイアンツ0-11フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

本拠地シチズンズバンク・パークにジャイアンツを迎えたフィリーズは、4連戦の初戦にザック・エフリンを送り込んだ。今季初登板初先発となった前回登板で6回1失点の好投を見せたエフリンは、この試合でも7回途中無失点の見事なピッチング。そのエフリンを打線もしっかり援護し、オドゥベル・ヘレーラの4号スリーランと5号ツーラン、セザー・ヘルナンデスの4号ツーラン、カルロス・サンタナの4号スリーランで6回までに大量10点のリードを奪った。打線の援護にも恵まれたエフリンは、昨年8月以来となる白星をマーク。フィリーズはエフリンからザック・カーティス、セランソニー・ドミンゲス、ヤクセル・リオスと繋ぎ、ジャイアンツ打線を6安打に封じて完封リレーを完成させた。

エフリンは好投の要因として「下半身を上手く使い、打者に近いところでボールをリリースできるようになったこと」を挙げる。この点についてはゲーブ・キャプラー監督の見解も一致しており、「彼のストライド幅は本当に良くなった。打者から見ると、以前よりもボールに威力があるはずだよ」と語っている。下半身を上手く使えるようになったことは球速にも好影響を与えており、キャプラーは「以前は速球のスピードのバラツキが大きかった。でも今は91、92マイルから95、96マイルの間で安定するようになっている。これは大きなことだよ」と指摘する。これで今季は2試合に先発して防御率0.71、被打率.159。アーロン・ノラとジェイク・アリエタの両右腕が安定したパフォーマンスを続けているだけに、彼らに続く「三本目の柱」の出現は、フィリーズにとって極めて明るい材料と言えそうだ。

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