ツインズ・ロメロが毎回奪三振で自身2連勝 チームも4連勝

【ツインズ6-0カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

現在3連勝でア・リーグ中地区2位のインディアンスを追うツインズはカージナルス2連戦初戦を迎えた。3連勝中のチーム打率.257 6本塁打 19得点と打線が機能している。そして迎えた今試合でも打線の勢いそのままに猛打、一方の先発投手もメジャー登板2試合目ながら快投をみせて投打が噛み合い、さらに連勝を伸ばした。

この日のツインズの先発は前回登板でメジャー初勝利を飾ったフェルナンド・ロメロ。主にツーシームとチェンジアップのコンビネーションで打者を打ち取っていく投手だ。初回の投球は先頭打者のマット・カーペンターに対していきなり四球を与えてしまうものの、後続を2つの三振を含む3人で片づけた。一方のカージナルスの先発は日本時間4月27日以来の登板でこの日、メジャー再昇格となったジョン・ガント。初回の投球は先頭のジョー・マウアーを出塁を許すと自らの暴投で走者二塁のピンチを迎える。そして1死からマックス・ケプラーにツーベースを浴びて失点すると2死からエディ・ロサリオにもタイムリーを打たれ2失点スタートと不安定な立ち上がりとなった。

初回を無失点で切り抜けたロメロは2回以降、得意の緩急でカージナルス打線に的を絞らせず6回まで毎回奪三振を記録。2回にはポール・デヨングにツーベースを浴びて1死二塁のピンチを迎えるも崩れることなく続く打者を抑えていく。6回2死にはヒットを浴びたデヨングを見逃し三振に仕留め6回3安打無失点、9奪三振の好投で勝利投手の権利を得たまま降板となった。一方のガントは4回に1死一・三塁からボビー・ウィルソンに犠牲フライ、6回にロビー・グロスマンにツーベースを打たれ、6回途中6安打4失点と試合をつくれずマウンドを降り、両先発の明暗が分かれた。

6回終了時まで4対0とリードを広げたツインズは8回にもグロスマンのタイムリーなどで2点を追加し11安6得点の完封勝利でチームは4連勝を飾った。先発したロメロは自身2連勝、彼の後を継いだリリーフ陣も相手打線にヒットを許さず完璧リレーとなった。一方のカージナルスは得点圏に走者を進めるもチャンスをモノにできず連勝が「5」でストップした。

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