自民の推進議連 登録へ連携確認 長崎、熊本の国会議員

 自民党の長崎、熊本両県選出の国会議員でつくる「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録推進議員連盟(園田博之会長)は8日、東京都内で総会を開き、正式登録やその後の両県の観光活性化に向けて連携していくことを確認した。
 潜伏キリシタン関連遺産は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が登録を勧告し、6~7月に正式登録される可能性が高まっている。
 総会には衆参の議員11人が出席。谷川弥一幹事長(長崎3区)は「非常に順調に進んでいる。熊本の方々に感謝したい」とあいさつした。文化庁の担当者が勧告内容や今後のスケジュールを説明。国土交通省は昨年度、五島産業汽船が国の制度を活用して実施した、長崎港と崎津漁港(熊本県天草市)を結ぶ実証運航を7月6日から11月25日まで再び実施することを報告した。
 議員からは、登録後の国の支援に質問が相次ぎ、金子原二郎参院議員(長崎選挙区)は傷んだ教会の修復に国の補助を活用するよう求めた。

世界文化遺産登録に向けた議員連盟の総会であいさつする谷川議員(左)=衆院第2議員会館 【字解】

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