ブルージェイズの守護神・オスーナが暴行容疑で逮捕

日本時間5月9日、ブルージェイズのクローザーとして活躍しているロベルト・オスーナが女性への暴行容疑により逮捕され、コミッショナー事務局によって謹慎処分を科されたことが明らかになった。

MLB機構によると、オスーナはすでに釈放されており、現地時間6月18日にトロントの裁判所に出廷する予定となっているという。詳しい状況については調査が進められており、MLB機構とMLB選手会によるドメスティック・バイオレンス・ポリシーに従って、オスーナに謹慎処分を科すことが決定された。

被害者が女性であるということは明らかにされているものの、被害者のプライバシーを保護し、特定を避けるため、事件に関する詳細や被害を受けた女性についての詳しい情報は明らかにされていない。通常、謹慎処分は7日間のみだが、調査の進行状況によってはそれ以上の処分が科される可能性もあり、今後の動向に注目が集まっている。

今季のオスーナはここまで15試合に登板して9セーブ、防御率2.93をマーク。日本時間4月11日のオリオールズ戦で今季5セーブ目をマークし、史上最年少で通算100セーブに到達した。2015年4月に20歳でメジャーデビューを果たし、2016年から2年連続で36セーブ以上をマークしているメジャー有数のクローザーであるだけに、離脱が長期化するようであれば、レッドソックスとヤンキースの二強を追うブルージェイズの戦いにも大きな影響を与えそうだ。

なお、ブルージェイズはオスーナの離脱に伴い、AAA級バッファローからリリーフ右腕のジェイク・ペトリチカを昇格させた。ジョン・ギボンズ監督はオスーナについて「何もないといいんだけどね」と心配そうに語ったが、ブルージェイズはオスーナ離脱後の初戦となった日本時間5月9日のマリナーズ戦で、ジェームス・パクストンにノーヒッターを達成される屈辱を味わうこととなった。

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