大同特殊鋼、野生生物保護で環境大臣賞 森林保全や環境教育などが評価

 大同特殊鋼(社長・石黒武氏)は8日、日本鳥類保護連盟の「第72回愛鳥週間・平成30年度野生生物保護功労者表彰(環境大臣賞)」に選ばれたと発表した。

 同表彰は、野生生物保護思想の普及啓発、保護のための環境管理、生態調査、研究活動などに顕著な功績のあった個人や団体などを表彰するもの。

 同社は、2005年に社有林「クッチャロ自然の森だいどう」(北海道浜頓別町)で「浜頓別PROJECT」(植樹活動やクマザサの除去などの実施)を立ち上げ、ラムサール条約登録湿地であるクッチャロ湖鳥獣保護区の保全に貢献。06年からは社員とその家族を対象にした「エコキャンプツアー」を実施し、環境教育を行っている。また、現地のNPO法人(クッチャロ湖エコワーカーズ)と連携した環境意識の啓発活動を継続している。こうした取り組みが評価され、今回の表彰に至った。

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