好投のカスティーヨをスアレスが援護 レッズが快勝

【メッツ2-7レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは先発のルイス・カスティーヨが5回途中までパーフェクト投球を続けるなど、今季の防御率が7点台とは思えない安定したピッチングを披露し、6回途中まで81球を投げて被安打3、奪三振7失点2の好投。打線では「4番・三塁」で先発出場したエウヘニオ・スアレスが3本のタイムリーで4打点を叩き出す活躍を見せ、カスティーヨを援護した。一方、敗れたメッツは昨日の試合で5月初勝利をマークしたものの、今月の8試合で7敗目となった。

昨季メジャーデビューを果たして15先発で防御率3.12をマークし、投壊が止まらないチームにおいて「希望の星」となっていたカスティーヨ。しかし、今季は開幕から打ち込まれる試合が続き、4月末の時点で防御率は7.85まで悪化していた。ところが、前回登板で6回2失点の好投を見せると、今日の試合でも5回表二死からアメッド・ロサリオにヒットを浴びるまでパーフェクト投球を継続。6回表にウィルマー・フローレスの3号ソロなどで2点を失ったものの、昨季を思い起こさせる安定したピッチングで6回途中2失点と好投し、今季2勝目をマークした。

好投したカスティーヨを援護したのは4番打者のスアレスだ。1回裏無死満塁のチャンスでレフトへの先制2点タイムリーを放ち、3回裏には一死一塁からライトへのタイムリー二塁打。2点差に詰め寄られたあと、7回裏には一死三塁からレフト前に落ちるタイムリーを放ち、3安打4打点の大活躍を見せた。また、スアレスがこの日3本目のタイムリーを放った直後、スクーター・ジェネットに飛び出した4号ツーランも、試合の流れを決定づけるうえで大きな一発となった。

メッツはカスティーヨの前に5回までほぼ完璧に封じられ、反撃も2点止まり。ジェイソン・バルガスが4回4失点とまたしても試合を作れず、リリーフ陣も踏ん張り切れなかった。11勝1敗という最高のスタートを切ったメッツだが、今月は8試合で1勝しかできず、貯金は今季最少タイの2まで減少している。

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